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敏之レポート

 職業柄、現場から現場へと移動することが多いのです。そんな折、道の脇、樹の影、遠景の防風林の向こうに朽ちかけた建物や看板、石碑などが目に入り、ふと気になることがあるのですが、大抵の場合は時間の関係で見過ごさざるを得ません。私はこういったものが結構気になる質で、たまに時間の空いた時など確かめてみることがあります。大抵の場合は「ほう、なるほど」という程度なのですが、中には時を越えて語りかけ来る大変興味深いものに出会うこともあります。
 建てたもの作られた物は時とともにいつか消えて行くのですが、時代の流れの中で、建物と一緒にかつてそこで営まれた人々の生活や記憶まで忘れられてしまうのは寂しいものです。
 すでに朽ちているもの、古くても現役バリバリで頑張っているもの・・・ふと見つけたぽつんと残る昔の面影をご紹介します。

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