先週提出した2世帯住宅(正確には3世帯)のプラン。
私にはそこそこ自信のあるプランでした。
今回でいくつめかのプランになるのですが、結果としては「ボツ」でした。
帯広の町から車で30分ほど(30㌔程度)南へ走つた農村の真ただ中。防風林の向う遠く日高山脈の尾根が美しく見わたせる素敵なところです。お隣の家まではかなり離れているせいか、夜は暗幕を下げた様に暗くなるのです。
「ボツ」の1つの理由には、夜、我が家に帰る家族,友人らが遠くから家に賑わいを感じられる様にして欲しい! (待ってました!)
その瞬間、「灯台」が浮かびました。
打ち合わせを重ねて行くとオーナーご家族はこの地へ開拓へ入つた3世代前のご苦労をとても良く理解されていて、農業には熱い気持を持ち、地に足の着いた経営をされている様に感じました。
私は何年か前から年に3つほど、灯台のミニチュアを集めていまして(浅く広く)、闇夜の賑わいは灯台しか有りません。灯台と口に出してしまうとオーナーご家族は多分に引いてしまうので、打ち合わせには出しませんでした。灯台に連想する絵ではエドワード・ホツパー作「ガソリンスタンド」,曲では中島にゆき「ヘツドライト・テールライト」。
何か勇気が湧いて来ます。
画像1~ホツパー「ガソリンスタンド」
画像2~私の年間愛読誌「灯台どうだい」。年会費千円なのですが、熱い(ページは薄いけど)血が流れています。
画像3~「清々しい家」工事も佳境に入とています。 漆喰い壁の仕上げにかかつています。 生真面目な仕事に頭が下がります。(でも、現場に行く度、何かかにか言つてしまう私なのです。 帰り際、職人さん達には自然に頭が下がつてしまいます。