建物を作ることばかりに思いが行つてしまい、なかなか家の外には気がまわらなかつたのですが、この2~3年、小さな仕事(ささやかな)なのですが、お庭造りの仕事をさせていただく機会が2つほどありました。
10年ほど以前、お住まいを建てさせて頂いたからでした 当時1軒のお家には「山もみじ」「夏椿」を1本ずつ植えました。10年も過ぎるとジーンズの様に(10年はもたないな~)馴染み、風景に溶け込んでいます。
家を建る時にはなかなかお庭には予算が回らないものですが、小路などのかたちだけは作つておかなければ、後年お庭の予算を確保出来たとしても何か、浮いたお庭になつてしまい、その内お隣さんも浮いて、お向かいさんも浮き、町内おおよそ浮いた風景になつてしまう様な気もします。
画像1~葡萄畑近くに建つ「お堂」。何時通つても手入れの行き届いた垣根がとても清々しいです。
画像2~「清々しい家」。近日撮影です。
画像3~現場へ行く道を変えてみると青空の似合うハルニレの木が畑の片隅にポツンと立つていました。 なぜハルニレの木は切られなかつたのだろうか・・・。


