ある料理番組のゲストに作家の北方謙三さんが出ていて、「得意の一品」を作る内容でした。
場所はスタジオではなく三浦半島、海に面して(海に接していました)青い海によく似合う白くシンプルな別荘。メニューは「しめ鯖」。さっそく白い別荘の2階を降り、続く桟橋を渡り、自家用プレジャーボートに女性アナウサーを乗せ、沖へ出て今が旬のやや小ぶりな「鯖」を数匹釣り上げるとすかさず別荘に帰り「しめ鯖」作り。朝に釣り上げ、酢でしめる時間をかけると出来上がりはほぼ夕方。 テーブルには小振りなお皿に盛り付けられた「しめ鯖」。大きな窓に映る光景は海に沈みかけるオレンジ色の太陽。グラスには冷えたビールを注ぎ、「グツ」と一口。
仕事場としての別荘と思うのですが、一皿の「しめ鯖」のためにプレジャーボートまで繰り出すところが何ともいえませんね。
なぜこの様な料理番組の解説をしたかと言いうと、昨年秋、一度お話のあった「ワイン熟成庫付きお家」。ここに来て少し姿が見えてきそうなのです。遠くの町から毎月、葡萄畑の手入れに通い、ワインを造ってゆく。寒い夜、ストーブの前に座り、友と今年の葡萄の出来などを語り合いながら熟成した自家製ワインをグラスに注ぎ、最初の一口。
「歯応え」のありそうな仕事のように思います。
自分を振り返つて見ると「歯応え」のある生活して無いなあ~。
画像1枚目は「2馬力の家」遠くより白樺の防風林を挟んで写してみました。
2枚目はルーフィングを貼つた2階屋根から槲の木を見たところで、やはり存在感あります。
お気に入りの丘には手前にジャガイモ、奥はビートの葉が青々しています。生育も順調のようです。
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